







2009/06/28(日) 15:00〜17:00
「2008年アメリカの新鋭起業家」に選ばれたJohnny Cupcakesに学ぶ「デザインビジネスとブランディングの手法」
Back Report☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
ポップなカップケーキのロゴマーク。一見、ケーキ屋さんかと誰もが思ってしまう。しかし、実はTシャツ屋さん。
本日のDAY STUDIO★100は、そのカップケーキのロゴマークで成功を収めたJohnny CupcakesことJohnny Earle氏。なんと彼はまだ若干26歳!!米国経済誌『Business Week Magazine』にて「2008年度、アメリカの新鋭起業家」の1人にも選ばれた。
いかにして、現在のJohnnyに至ったのか?まずは彼の生い立ちから話が始まった。
彼のビジネスの始まりは幼少期。レモネードスタンドやヤードセール、夏には海でクーラーボックスに詰め込んだドリンクを販売したり、冬には雪かきもしたりした。Johnnyのビジネスのベースはこういったことから形成された。
また、大のジョーク好きなJohnnyは学生時代に新たなビジネスを始める。「Whoopee Cushion」「Itching Powder」といったいたずらグッズの販売。このビジネスはちょっとしたトラブルもあり、断念。しかし、彼はまたまた新たなビジネスを思いつく。それは学校内でのお菓子販売。校内に購買はあったが、Johnnyはみんなの欲しがるお菓子を販売した。このビジネスは見事に成功したものの、それが原因で購買からクレームが入り、止めざるを得なくなってしまう。
高校を卒業したJohnnyは、とりわけやりたいことはなかったが、親のすすめのもと大学に進学した。音楽レコーディングを専攻したが、1ヶ月で辞めてしまう。
その後は、レコードショップで働くこととなったJohnny。この職場で、Johnny Cupcakesというあだ名がつけられた。その頃、バンドもやっていた彼はそのニックネームを使ったデザインのバンドTシャツを冗談でつくりライブで着たところ、大好評!そのTシャツをみんながほしがった。これがJohnny CupcakesのTシャツの誕生である。それから彼は仕事中に職場から抜け出しては、車のトランクに詰まれたTシャツを販売した。そういった方法で販売したTシャツは口コミによってどんどん評判がひろがった。ユニークなものは広告なしでも口コミだけで売れる、というのが、Johnnyの信念である。
その後、レコードショップでの仕事を辞め、Tシャツのビジネスに専念したJohnnyは、ショッピングモールの駐車場で販売したり、バンドのツアーで販売したり、いろいろなところにJohnny Cupcakesがひろがった。さらに、バンドも辞め、持っていたお金を全てだしてTシャツのトレードショーを行った。そこで、彼はTシャツをコレクターズアイテムにしたいと思う。以来、一度生産された商品は、二度と販売されないようになっている。2回目の展示会では、アメリカ大手のアパレルメーカーからのオファーがきたが、全て断った。それは、自分のブランドが大量生産され、一時のブームとして消費されたくなかったから。
それからは、WEBでの販売を始める。WEBでのオーダーの場合、たいていの人は一枚ではなく、数枚購入する。その他にも、My spaceやTwitterなどのWebでのコミュニケーションサイトを有効に利用して、口コミでJohnny Cupcakesというブランドの認知度を高めていった。
その後、いよいよ自分の店を構えることとなる。まずはホームタウン。次にボストンの高級地に。さらには、ロサンゼルスのメルローズにも。どの店舗もオープンから大盛況。
カップケーキ屋さんのようなガラスのショーケース。店内に漂うバニラの香り。巨大なオーブン。オープン当日にJohnny自身が木箱に包まれて登場したり。第一印象を大切にする彼は、店内の内装から、自身の登場の方法まで徹底的にこだわった。そういったこだわりが成功につながった。
今では、年間数百万ドルの売上を上げる会社へとなったが、彼にとっての一番の成功は、“自分の母親を雇うとこができたことだ”という。また、彼にとって、ビジネスはお金のためではなく、好きな事をやってハッピーになるためのツールである。
そんなJohnnyが参加者へ送った最後のメッセージ。
“ビジネスにおいて、自分にできないことは人にやってもらう。それが、ストレスなくビジネスをスムースに成功させる。”
イベント会場のイスの裏にJohnnyからのサプライズプレゼントがあったり、逆にJohnnyを参加者の方々と一緒にびっくりさせたり、イベント後は、会場にてJohnny CupcakesのTシャツなどの物販も行われました。早速買ったTシャツにJohnnyにサインを書いてもらう参加者の方や、一緒に写真撮影をしたり、意見交換したりと終日充実したイベントとなりました。
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講座当日は、トークに加えてワークショップも行われました!
ディスカッションテーマは、【Johnny Cupcakes日本進出!プロモーション担当はあなた!】
参加者の皆様からの企画のプレゼンに対してJohnnyがコメントをする形で、積極的なディスカッションが行われました。
渋谷のスクランブル交差点でのPRや、和菓子とのコラボ、神輿、はっぴ…などなど、ユニークな企画が数多く出ました。
中でも、良かった企画に対してJohnnyからメッセージが届きました!!
ワークショップで一番良かった提案:
I thought that having a scavenger hunt was a great idea. It would get customers and non-customers excited to run around the city, searching for clues and finding free products. When people win something, they tend to talk and brag about it - thus spreading the word and causing lots of curiosity, which essentially promotes my brand on a few different levels. All of this would be just about free. Well, for the very small price of donating an item or two, to my very own scavenger hunt!
日本語訳:宝探しゲームをするのはとても面白いアイデアだと思います。なぞを解く手掛かりを見つけたり、ジョニーカップケーキの商品が当たったりして、参加者には楽しい経験になるでしょう。何か商品が当たると、人はそのことを自慢するでしょうから、僕のブランドの評判が口コミで広がることになります。それほどの投資も要りません。商品を寄贈するだけで、ジョニーカップケーキの宝探しが成功するなら、大歓迎です。
■来場者のコメント
*お店のデザインがテーマパークみたいでカワイイ!!ぜひ日本にもあんなショップを開いてほしい!!
*ビジネスにおける大切なことを多く学ぶことができました。とても参考になりました。
*凄く熱心にスピーチして貰えただけでなく、小さい気配りまでして貰えて楽しかったです。
*Very impressive!Thank you!
STUDIO MASTER PROFILE
Johnny Cupcakes/Johnny Cupcakes,Ink.代表
本名ジョニー・アール(Johnny Earle)。
19歳で広告やベンチャーキャピタルに頼らないビジネスモデルを作り、
現在26歳にして年間売上数百万ドルの会社を経営。
2008年には米国経済誌『Business Week Magazine』に
「2008年度、アメリカの新鋭起業家」の一人にも選ばれた。
ロゴに代表されるグラフィックデザインのほかに、
ファッションデザイン、ビジネス、コミュニケーション、
マーケティング、商品開発、ブランディングなど幅広く手掛ける。
過去に講演を行った学校は、
ボストン大学、ノースイースタン大学、バッブソン大学、
ブライヤアント大学、サバナ美術とデザイン学校といった
そうそうたる学校で講演を行っている。
HP>
http://www.johnnycupcakes.com/blog/