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Vol.099 2010/06/06 春田真衣 / JELLYスタイリスト

Vol.099 2010/06/06

 ジェリガ流コーデ大公開!

開催日時

2010/06/06(日) 14:00〜16:00

JELLYスタイリスト春田さんに学ぶマストアイテム着こなし術

今回は人気雑誌「JELLY」のスタイリスト春田真衣さんをゲストに迎え、
スタイリストになったきっかけから、仕事の流れ、
撮影の裏話にいたるまで、そのすべてを語っていただいた。


―普通の女の子からスタイリストへ―
今でこそ、JELLYをはじめ様々な雑誌やアーティストのPV撮影、
ジャケット写真などのスタイリングをこなす春田さんだが、
高校時代までは特にオシャレというわけではなかったのだという。

「ずっとバレーボールをやっていて、私服を着る暇なんてなかった」
高2のときにファッション通信(海外のコレクション映像を放送していた番組)
を見たことがきっかけでファッション業界に興味を抱き、
スタイリストの道を目指した。

専門学校2年生のときに雑誌JJでアシスタントをやっていた友人の紹介で、
後に「1番影響を受けた人」という師匠である宮澤敬子氏と出会い、
学校に通いながら、そして卒業後の計4年間宮澤氏のアシスタントを務めた。

「アシスタント時代は辛い事もあったけど、楽しかった。
しんどいのは当たり前だし」と振り返りながら、
「アシスタントが楽しくなれるスタイリストになろうと思わせてくれた師匠」
と宮澤氏と出会えたことの大きさを話してくれた。


―センス以上に大切なもの―
アシスタント時代は盛り上げ役もこなしていたという春田さん。
いい表情を撮るためにモデルをリラックスさせたり、場を和ませたりという、
コミュニケーション能力が大切だということも教えられた。
その中でカメラマン、ヘアメイクさんと仲良くなったのが
今に繋がっているのだという。

「営業には(宣伝材料となる)ブックが必要。
こういうスタイリングが得意っていうね。
だから、アシスタント時代のカメラマン・メイクさんとの繋がりが大切。
独立したら一緒にやろうみたいな」
そう話しながら、このSWITCH girlsの場をすでに和ませていた。
師匠に出会えてラッキーだと話されていたが、
おそらく師匠である宮澤氏もこのような春田さんに出会えたことを
ラッキーだったと思っていたはずだ。
スタイリストとは服だけでなく、“人と人を繋ぎ、
空間と時とそのすべてをコーディネートしている”そう感じさせられた。


―スタイリストという仕事―
単に服をスタイリングするだけがスタイリストの仕事ではない。
雑誌の撮影では、まず企画があがってきて、それからブランド側に連絡を取り

商品の借り入れ(1つの企画で20件くらい回る)

どのアイテムがどこの店かわかるように1つ1つ写真に撮り、
タグのない商品はブランドネームを書いてセロハンテープで貼る
などの撮影の下準備

スタイリング

商品の返却 

そのすべてがスタイリストの仕事。
1つの企画で撮影前後の2日間がそれらのために必要なのだという。
その後も編集側からあがってきた誌面の写真をチェックし、
商品の価格、ブランド名、お店の名前といったクレジットに
間違いがないかなどの最終確認と休む暇もない。
「3日間寝てなくて、そのままリースにっていうときはさすがに辛かった」
と話してくれた春田さん。
現在は仕事のペースもつかむことができ、
自分のスタンスを保てるようになったそうだ。


―それでもスタイリストはやめられない―
話を聞いていく中で、スタイリストという職業がいかに大変であるかが
随所から窺えた。それでも、苦労話さえも笑顔で話してくれる。

その理由がJELLYでの撮影の裏話などから知ることができた。
「スタッフが楽しい」
「モデルもメイクさんもカメラマンもみんな仲良くて。
みんなでつくってる感が強い」

雑誌でのコーディネートはテーマに合わせて先に考え、
そこに編集の方と話しながらモデルを合わせていく。
「コーディネートを考えてる段階で、これは誰っぽいってのがわかる。
ユウキっぽいとか、まいちっぽいとか」

モデル、カメラマン、メイクさん、編集に携わる人達、
そのすべてがお互いを理解し合った家族のようだ。
そのような中で得られるものは計り知れないだろう。
だから、いくら大変でも、また次。また新しいものをとなる。
一度、その達成感を味わってしまえばやみつきになる。


―ゲストから夢を抱く人たちへ―
「夢は夢で終わらせないように」


「絶対、辛いことの先には良いことがあるから。
やりたいことがあれば諦めずに、いいクリエーターになってください」


とはスタイリストになりたいと思ったから、
辛いことがあっても奥歯をかみ締めながらやってきたという
春田さんからのメッセージ。


「今のスタイリストである自分がいるのは本当に人、人、人の繋がりのお陰」


そう言いながらも確実に繋げ、自らの夢へと結びつけたのは
紛れもなく春田さん本人。
そんな春田さんらしい暖かくも力強い言葉だった。



***ゲストへの質問***
Q、スタイリストとして心掛けてることは?
A、「服さえあればスタイリングはできる。
だから、モデルを盛り上げたり、現場の雰囲気をよくしたり、
人とのコミュニケーション」

Q、将来の夢、野望は?
A、「広告とかCMとかヴィジュアル重視のやつをやってみたい。
あと、カフェバーとかやりたい。
やっていればみんな集まってくるんじゃないかな。
みんなが集まる場をつくりたい」

Q、スタイリストの仕事のやりがいはどんなときに感じる?
A、「JELLYとかで読者が選ぶ人気コーディネートとかに選ばれたとき」
「編集の人に『この前の評判よかったよ』と言われたとき」

STUDIO MASTER PROFILE

春田真衣 / JELLYスタイリスト

文化服装学院卒業後、宮澤敬子氏に師事。

独立後フリーで雑誌woofin girl,JELLY,他
アーティストのTV,ジャケ写、PV、ライブ衣装などのスタイリ
ングを手がける。